東野圭吾の「マスカレード・イブ」 [読書]
「マスカレード・イブ」は、そのタイトルの通り、2014年に発刊された「マスカレード・ホテル」の前日譚です。”ホテル”のメインキャストである二人のそれぞれの職場におけるエピソードを扱った作品。エピソード0的な話ですね。
”ホテル”が”イブ”よりも先に発刊されたことに意味があったのかどうか・・・”ホテル”はその名の通り、ホテルを舞台にした作品で、物語としての拡がりが期待できるものだったと思いますが(事実、ホテル物としても読める作品だと思いました)、その流れで”イブ” が企画されたのではないか?なんて思って”イブ”を堪能させていただきました。
シリーズものとしての展開を期待させる本作ですが、シリーズ化の場合、刑事とホテルマンをどのように絡ませていくのか?難しいところではあります。
ちなみに一気に読める作品です。
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