柴犬テツ 永眠 [日記・雑感]
実家の老父の遊び相手だった柴犬のテツが今朝ほど永眠いたしました。8歳でした。悪性腫瘍による多臓器不全、気が付いたら手遅れの状態でした。実家周辺、近所では脱走犬として有名で、多くの方々にお世話になりました。警察で一晩お世話になったことも。年に数度しか会うことはありませんでしたが、私が教えたエサやりルーティンを数か月から半年の間隔をおいても忘れることなく繰り返す様はワンパターンであるにもかかわらず私自身の気持ちも和ませてくれました。最期に立ち会うことはできませんでしたが、 まるで眠っているかのような穏やかな姿だったということでした・・・写真は4歳のとき、今彼思えば一番元気、暴れん坊だったときのもの。あのまとわりつく感触、甘噛みの痛さ、リードを引っ張られる感覚・・・いまだに残っていて・・・残念、無念です。
柴犬テツの「目の前の利益」 [日記・雑感]
テツの「あけましておめでとうございます」 [日記・雑感]
実家の犬:テツは3歳8か月になりました [日記・雑感]
震災から1年:日常と未来 [日記・雑感]
東日本大震災から1年が経ちました。金曜日でしたね。私はというと仕事先から自宅まで5時間かけて帰宅しました。津波の被害は仕事先で断片的に入ってきたニュースで知ってはいましたが、これほどまでとは思っていなかったというのが正直なところ。とりあえず無事に家にたどり着けること、岩手の実家にいる親の安否、岩手・宮古市に住んでいる母方の従姉弟家族の安否など気にはなっていましたが、どこかで大丈夫だろう、という楽観的な感覚でした。
翌朝になり、被害の全貌が明らかになるにつれて、これは大変なことになったと思いました。親の安否は確認できていましたが、宮古に住んでいる従姉弟及びその家族の安否は不明のまま。結局、連絡がついたのは10日後のこと。地元テレビ局に安否情報を出すなど(叔父夫婦)なんとか連絡を取ろうと思いましたが、当時の三陸沿岸部は全く通信不能の状態。待つしかありませんでした。
実家は内陸で津波の影響は心配しなくてもよかったのですが、地震そのものによる被害は大きかった。家の中はめちゃくちゃで一人暮らしの父親としては呆然としていたらしい。むしろ3.11より1ヵ月後の巨大な余震のほうがすごかった。二度目の大きな地震が復旧に着手し始めた人たちに大きな打撃(特に精神的に)を与えたのではないかと思っています。4月の余震では地震の翌日に車で東京から実家に向かいましたが、見た目の被害もさることながら日常を東京で送っている自分ですらやるせない気持ちになったのを覚えています。
人は普段、ある種の刺激、または将来の漠然とした夢や希望を持って生きている。たんたんと続く日常が続くことに嫌気をさすこことも。それでもその日常こそがもっとも大切であることを今回の震災では改めて思い知らされたような気がします。そこにある日常こそが希望や未来につながっていく。親や従姉弟が無事だったことが私にとっては大きな日常の一環であり、心の平穏をもたらすもの。従姉は家を流され、避難生活を余儀なくされましたが、先日、私の親に電話があったそうです。彼女にとっての日常がスタートしたということなのでしょうが、1年かかりました。
「絆」・・・まさにこの1年を象徴する言葉だと思います。多くの人たちが何かをしようと頑張った1年だった。一方で放射能絡みでは瓦礫処理も受け入れもままならない。放射能問題により苦労されている方々はたくさんいます。一過性のものではなく、自分の日常の中から気持ちを伝え、できることをやる。そんなことを考えています。
Who is NODA?:「どじょう」でつかみはOK? [日記・雑感]
平泉で送り火:被災地でしかできない [日記・雑感]
宇宙探査機ボイジャー:太陽系脱出 [日記・雑感]
日本の探査機「はやぶさ」の帰還が大きな話題になって久しいものがありますが、最近影の薄い「宇宙大国」アメリカの探査機ボイジャーが太陽系を脱出するというニュースが舞い込んできました。
映画の名前は忘れたのですが、ボイジャーが宇宙の「意思」を感じて地球に戻ってくる、というのがあったような気がします(映像は頭に残っているのですがタイトルを完全に忘れました!)。
太陽系外の知的生物と遭遇した場合、そいつらに?「なんだ?このガラクタは?」といわれないように祈りつつ、なんかフィードバックがあるとうれしいような気がします。
東海テレビの誤テロップ問題 [日記・雑感]
問題なのは仮テロップ作成の際の担当者の見識でしょう。世の中の悲惨な出来事をブラックなネタにして笑い飛ばすことはあっても、下書きとはいえ仕事の場で使うようなものではないでしょう。マスコミの人間だから、テレビの人間だから(報道によれば外部スタッフだそうですが)なんてあげつらうつもりは毛頭ありませんが、世の中に影響を及ぼす仕事に従事していることだけは自覚して欲しいと思います。まあ、実際に書いた人間についてはその見識を疑うのみで、私的には軽蔑する対象でしかないのですが。とはいっても世の中、所詮こんなもんなんでしょうね。当事者にならない限りどんなことがあってもネタにしかならない。この記事、最初に読んだときには怒りを通り越してあきらめ気分になりましたが・・・・いちいち怒ってもしょうがないか?!
災害列島日本:日本ならではの復興ビジョンが必要 [日記・雑感]
東日本大震災は日本及び日本人にとって大きな衝撃を与えましたが、その傷を癒す暇もなく、新潟、福島を襲った豪雨も相当ひどかったようです。一時は40万人もの人たちに避難勧告が出されたとうではありませんか。福島県などの本当に踏んだり蹴ったりという状況。やりきれない気持ちになっているであろうことは想像に難くありません。
思えば今年は大きな災害続き。九州の霧島連山新燃岳の噴火はわずか半年前のことです。東日本大震災という未曾有の災害で忘れ去られた観がありますが、依然として危険な状態にあるそうです。
火山の噴火、地震、津波、集中豪雨・・・今年の日本はまさに災害列島。東日本大震災で多くの人たちが価値観を新たにしたとの意識調査なども報告されていますが、実は日本全国のそこかしこで自然の猛威にさられされている日本という国の現実があったことを忘れてはいけないと思います。
復興に向けて考えるとき、日本という国土に住むわれわれが過去、どんな気持ちで自然に向き合い復興し今に至ってきたのか?今こそ、歴史を検証し、日本ならでのはビジョンを示すべきではないかと愚考する次第です。付け焼刃な対応ではだめでしょう。そんな気がしてなりません。