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立川志の輔の「踊るファックス」、「みどりの窓口」 [落語&お笑い]

落語なら古典落語と思ってました。ところがこの志の輔の「踊るファックス」と「みどりの窓口」を聞いて新作もなかなかよいではないか、と感じ入ってしまいました。考えてみれば今、古典といわれている噺も、江戸時代、明治時代では新作、同時代の噺だったわけで、現代の話が落語にならないわけではない。ご存知の方も多いと思いますが、この2つの噺は、小説家の清水義範が原作。もとがしっかりしていて、志の輔が口演・・・現代の八つぁん、熊さんもなかなか面白い。オススメです。

志の輔 らくごBOX

志の輔 らくごBOX

  • アーティスト: 内田勘太郎
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/04/23
  • メディア: CD

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古典落語聴いてます [落語&お笑い]

久しぶりの落語ネタ。最近は古今亭志ん朝の古典落語をよく聞いています。生きていたら名人の域に・・・といわれていた人だけにうまいですね。本当のことをいうと、落語の名人といわれる人の「うまい」とはどーいうレベルなのかは恥ずかしながらよくわかっていないのですが、不思議と「面白い」と感じてしまう・・・噺に引き込まれて江戸や明治の世界にトリップしてしまうところなのでしょうかね・・・少なくとも若手の落語家の古典と聞き比べるとその辺はよくわかります。若手といわれる春風亭昇太(若手といっても彼も50歳になったんですってね)の古典を聴きましたが・・・・ホントよくわかります。そういえばこの間聴いた立川志の輔の「新・八五郎出世」も良かったです。

志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを は「酢豆腐」「鰻の幣間」

志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを は「酢豆腐」「鰻の幣間」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2002/06/19
  • メディア: CD

春風亭昇太1「権助魚」「御神酒徳利」-「朝日名人会」ライヴシリーズ29

春風亭昇太1「権助魚」「御神酒徳利」-「朝日名人会」ライヴシリーズ29

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2005/05/18
  • メディア: CD
志の輔らくごのごらく(5)「朝日名人会」ライヴシリーズ46 「新・八五郎出世」

志の輔らくごのごらく(5)「朝日名人会」ライヴシリーズ46 「新・八五郎出世」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: CD

 


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桂文珍の「老楽風呂」他 [落語&お笑い]

最近、落語をよく聴いています。通勤時に聴くことが多いのですが、何度聴いても噺に発見があり、飽きるということがありません。歳かなぁ~とも思います。でも、ボーっとしながら落語を聴きながら出勤するというのもなかなかいいもんです。仕事のことを考えるとどうーしてもイライラしたり、むかついたりすることがあるというもの。自分でもいやになりますが・・・

窓際のサラリーマンが銭湯で常連のおじいさんに歳をとることのすばらしさを教えてもらうという噺があります(文珍の「老楽風呂」)。これなんか聴くとなんかボーっとした気分になって気持ちがほんのりしてきます。精神衛生上、非常によろしい。短い噺なのでぜひ聴く機会があったら聴いてみてください(若い人にはかったるい噺かも。40代以上で心身ともに疲れているひとにははまる噺かも)

ここ数ヶ月の間に「蔵丁稚」、「宿屋仇」、「鷺捕り」、「不動坊」などの上方古典落語をゲット、サゲの部分で思わずニヤリとする噺が多いのですが、それにしても江戸の昔からの噺(噺自体は室町時代あたりの小話が元になっているものも多いとか)にもかかわらず今も笑えるということに、大げさですが、なんか感動を覚えます。日本人の感性というのはそんなに変わっていないんですな。たぶん。

文珍はちょっと・・・という人も多いと思いますが、落語家としての文珍、結構いけてると思います。
今度は江戸の古典もよさそうなので、また聴いたらアップしようと思います。

桂文珍14「胴乱の幸助」「老楽風呂」

桂文珍14「胴乱の幸助」「老楽風呂」

  • アーティスト: 桂文珍
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2004/08/04
  • メディア: CD
桂文珍(12)「高津の富」「天狗裁き」-「朝日名人会」ライヴシリーズ21

桂文珍(12)「高津の富」「天狗裁き」-「朝日名人会」ライヴシリーズ21

  • アーティスト: 桂文珍
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2003/10/01
  • メディア: CD
桂文珍(2)蔵丁稚/宿屋仇

桂文珍(2)蔵丁稚/宿屋仇

  • アーティスト: 桂文珍
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1999/12/18
  • メディア: CD
桂文珍(7)鷺取り/不動坊

桂文珍(7)鷺取り/不動坊

  • アーティスト: 桂文珍
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD

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立川志の輔の「抜け雀」 [落語&お笑い]

今、立川志の輔の落語を生で聞くのは非常に難しいらしいです。チケットがなかなかとれないんだとか。立川流は落語協会に入っていないため、寄席には出演できないので、ホール等の場所での口演が中心になります。ためしてガッテン!の司会者で有名ですが、彼の本職である落語もなかなからしい。ということで「抜け雀」という噺を聞いてみました。

一文無しの絵師が宿代の代わりにと、白い衝立に5羽の雀を描きました。なんとこの「絵の雀」が朝になると衝立から飛び出して餌をとったり水浴びをしたり・・・・。この話を聞きつけた殿様が衝立を千両で買いたいと申し出たり、宿にはたくさんの客が押し寄せ収拾がつかない状態に。そこに60代の老人が「抜け雀」を見たいと訪ねてきます。そしてその絵を見て曰く、「この絵には抜かりがある・・・」。それを聞いた宿の主人は・・・さて、その結末やいかに・・・・

初めて聞いた噺でしたが、志の輔さんの落語、テンポが良くて面白い。是非、機会があったら聞いてみてください。年寄りの趣味と思う無かれ・・・落語もなかなかのエンタテイメントです。

志の輔らくごのごらく(4)「抜け雀」―「朝日名人会」ライヴシリーズ37

志の輔らくごのごらく(4)「抜け雀」―「朝日名人会」ライヴシリーズ37

  • アーティスト: 立川志の輔
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD


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はてなの茶碗:江戸版 [落語&お笑い]

桂文珍4「はてなの茶碗」「星野屋」桂文珍4「はてなの茶碗」「星野屋」
アーティスト: 桂文珍
出版社/メーカー: ソニーレコード
発売日: 2000/12/06
メディア: CD

ゴールデンウィークの5日と6日に「ちりとてちん」の総集編の再放送をやってましたね。観た人は少ないと思いますが・・・
さて、その「ちりとてちん」の本放送でも紹介された落語の中に「はてなの茶碗」というお話があります。
物の価値、値段というものがいかにして決まるのか?昔、千利休が「これは千両の価値がある!」といった瞬間、埃をかぶっていた茶碗が突如として価値を持つ、なんて話もありますが、この「はてなの茶碗」もそんなお話。目利きで有名な茶金さんが何の変哲もない茶碗をみて「はてな?」と首をひねったことから巻き起こる顛末です。上方落語の古典です。

古典落語には、本来、上方、あるいは江戸でできたお話が、場所や登場人物の設定を変えて演じられることがあるようです。有名な「時そば」は江戸、上方にいきますと「時うどん」になります。この「はてなの茶碗」もそのようで、本来のお話は大阪の油売りが登場して騒動が起こりますが、江戸では、たまたま京都で住むことになった江戸の油売りが登場します。
双方とも舞台が京都、ストーリー自体もまったく同じですが、大阪人と江戸者の気質の違いが、演じる落語家によってキャラクター化され、おもしろおかしくなるようです。

「はてな茶碗」は桂文珍の上方版と三遊亭金馬の江戸版の両方を聞きました。落語家そのものの演出もあるでしょうが、文珍の方が面白かったように思います。金馬さんもベテランの味があってなかなか良かったです。こうした聞き比べという楽しみも落語にはあるようです。


地獄八景亡者の戯れ:桂文珍 [落語&お笑い]

桂文珍(9)「地獄八景亡者の戯れ」

桂文珍(9)「地獄八景亡者の戯れ」

  • アーティスト: 桂文珍
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2002/11/20
  • メディア: CD

平均視聴率が思いのほか低かったNHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」(平均視聴率は15.9%、過去最低:ビデオリサーチ調べ)。福井から大阪に出てきた女の子が落語家になるというストーリーでしたが、視聴率の低さとは裏腹に内容は意外におもしろかった、というのが私の評価(朝のテレビ小説をいつ観るんだい、という疑問はさておき)。
私の周りのテレビ番組批評家?の評判も高かったのですが、われわれが面白い!というものと、世間が面白いと感じるところは違うようで・・・ま、みんながみんな面白いというのもつまらないことで、われわれはニッチなところを評価していきたいと考えておるわけで・・・

という前置きはともかく、「ちりとてちん」劇中で紹介された落語のひとつが「地獄八景亡者の戯れ」。死後の世界のお話ですが、そこは落語。死んで亡者となった人々が物見遊山気分で地獄を巡るというお話。これがなかなか笑える。鬼も閻魔大王も現世からきた亡者に振り回されます。
私が聴いたのは桂文珍が2002年に録音したもの。トータル1時間15分という長編ですが、録音当時の世相をたくみに話しの中に組み込みながら聴衆を飽きさせません(場内大爆笑?!)。
レッドカーペットやイロモネアのように、短い時間の中で芸を披露する漫才、コント芸人全盛の中で、ひとつのお話でなが~ぃ落語は新鮮でさえあります。

ちなみに、このCD、図書館から借りてきました。「地獄八景亡者の戯れ」で検索したら貸し出し中で、予約して借りられるまで1ヶ月以上かかりました。「ちりとてちん」の影響だったのでしょうか?「愛宕山」とか「はてなの茶碗」とかも聴いてみたいと思っているのですが時間がかかりそうです。


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