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東野圭吾の「ダイイング・アイ」 [読書]

ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)

ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/01/12
  • メディア: ペーパーバック
むむ、これは男性にとってはそそられる作品です。東野さんにしては他の作品とは異なる趣。男子が喜ぶ描写は別として、全体の流れからいうと、正直、瑠璃子なる女性の行動、行為は最後の解決編に至るまで、登場人物の想像、推理でしかないとこがやや不満。そこが瑠璃子が瑠璃子になって所以というか、よくわからないところが余計に不気味な存在になってはいるのでしょうが。設定は非常に面白くて、本当は瑠璃子を主人公に続編でも期待したいところですが、それだと五十嵐貴久の「リカ (幻冬舎文庫)」→「リターン」みたいになってしまう。もっとも瑠璃子は死んでしまった(ネタバレ)ので・・・本当か?というところもありますが、続編は難しいかもしれません。にしても女性読者にはこの作品、どのように評価されるのでしょうか?その辺、気にしすぎ?
 

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