ジェフリー・ディーヴァーの「007 白紙委任状」 [読書]
ジェームズ・ボンドといえばショーン・コネリーなんですね。私としては。もっとも最近まで演じていたピアーズ・ブロスナンも役が決まった時はうれしかった。なぜなら、彼が下積の頃を知っていたから。「レミントン・スティール」というテレビドラマに出ている彼がメジャーの、しかも007という全世界のヒーロー役を射止めたことに、ファンの一人としてうれしかったわけです。
演じる人が変わっても007は変わらないスーパーヒーローだと思うのですが、映像の世界で常にリニューアル、新しい価値を与えられている。同時に映画の台本、原作も時代に応じて、または役者に応じて変わっているわけですが、その新しい作品が本作です。ジェフリー・ディーヴァーといえばリンカーン・ライムシリーズで有名な作家。007を書くには、その生みの親である故イアン・フレミングの作品を管理している財団が認知、許可しなければならないそうですが、ジェフリー・ディーヴァー版の007はまさに今風、といった感じ。エージェントとしては優秀でしょうが、色気というかセクシーさに欠けるような気がしました。怪しくない感じ、アメリカのビジネスマンといった風・・・まあ、これが映像化されるとまた違った雰囲気になるのでしょうが・・・
本書が新作映画版の原作になるかどうかは不明ですが、ちょっと観てみたい気もします。
ためになりました~
by macinu (2012-07-22 15:53)
>macinuさん
どういたしまして(どこがためになったのかはわかりませんが・・・)。
コメントありがとうございました。
by Ganchan (2012-08-02 17:28)