宮部みゆきの「おまえさん」 [読書]
宮部みゆきの江戸モノの集大成ともいえる作品です。すでにお読みなった方も多いのでは?この本、図書館から借りたのですが、発売と同時に予約を入れたにもかかわらず、順番が回ってきたのは半年後。人気のほどがうかがえます。数々の作品に登場した人物が総登場といった感じですが、「この人いつどんな作品で出た人だっけ?」なんてことも。私は文庫本を読んだのですが、連れ合いが借りた単行本には人物相関図が付録でついてました。ファンとしてはこういう企画はうれしいのですが、以前の作品を読み直したいという本好きの心理をくすぐることに、出版社の大いなる戦略を感じた次第。
人生の機微というかなんとなく俯瞰的に読んでしまった観があります(面白かったけど)。歳とったなぁというのが素直な読後感ではありました。
このシリーズは大好きです。
続編も楽しみです。
by のりたま (2012-06-29 00:28)
>のりたまさん
一連の作品がつながっているのがよいですよね。
ある種の”大河ドラマ”ともいえるのでは。
続編、シリーズとして今後も続けて欲しいものです。
by Ganchan (2012-07-01 14:11)