漢検への立ち入り調査に思う [日記・雑感]
財団法人・日本漢字能力検定協会(京都市)が公益法人としては営利に走っているのでは?ということで文科省の立ち入り検査へ、というニュースがありました。漢字検定の受検者は272万人(07年)。いまや英検よりも受検者が多いといわれています(英検は07年で約240万人)。
収益は公益事業にまわすべき、というのが公益法人の公益法人たるもの、ということですが、報道によれば石碑なんかが立っているらしいですね。世界同時不況、雇用不安といった中で、儲けすぎ、というのはマスコミの格好の餌食、ネタでしょう。
そもそも論として、公益法人とは何?って思いませんか?その存在意義はいろいろあるのでしょうが、天下りの受け皿になったりして(全部が全部とはいいませんが)、あまりいい噂は聞かないですよね。そろそろ公益法人の意義というものを見直す時期にきているのではないでしょうか?(08年12月に公益法人制度に関わる法律の改正が行われたようですが、不勉強なもので、どうもその存在意義や価値がわかりません)。
漢検については麻生首相の漢字読み間違い等の話題性も手伝ってますます注目される検定になりつつあったのに、こうした問題が起こってなんとも情けない話です。ぶっちゃけ漢検が儲けようと儲けまいとどうでもいいのですが、こうした問題で、多くの人の漢字に対する学習意欲がそがれるようなことがあってはならないと思います。
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