福井晴敏の「6ステイン」 [読書]
日本にはアメリカのようなCIAとNSAなどのような防諜組織、スパイなどを囲っている組織は表向きは無い事になっています。よく刑事モノで、警察の公安と呼ばれる部門が、スパイもどきのことをやっている、というお話は出てきますが、本当のところどんなことをやっているのかわかりません。もっとも、そんな組織があれば、北朝鮮対策とかもう少しうまく立ち回れるのではないかと思ってしまいます(無論、現実は、そんなフィクションもどきの世界のお話で済む問題ではありませんが)。
さて、本書は自衛隊の秘密組織(表向きは自衛隊の一組織ですが)のお話。短編集で6つの物語が収録されています。誰も知らないけど、スパイもどきの組織が日本にもあるんだよ、というお話です。いずれも、妙にリアルで、ありそうな話ばかり。ある意味、怖い話でもあります。これが本当だったら、あなたの身近にどっかの秘密組織のミッションを背負った人間がいるかも。自衛隊とは限りません。海外のスパイかもしれません。あなたの会社の同僚や隣の家の主婦、あなたの彼女が組織の一員かもしれません。やたらドタキャンする人とか周りにいませんか?
2008-10-21 13:25
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