福田首相辞任：世はまさに幕末

1年前の同じ頃、このブログで安倍晋三さんの辞任に対して、幕末、戊辰戦争時の徳川慶喜の敵前逃亡になぞらえたことがありました。まさか1年後に同じようなことが起こるとは思いませんでした。
「私がやるよりも他の人にお願いした方がよい」などとおっしゃっておりましたが、ここまでくると誰がやっても同じでしょう。公明党との関係がぎくしゃくしたのも辞任の原因としてあげられていますが、ここは総理、頑張って自公連立を壊すくらいの判断があってもよかったのではないかと思います。「私が辞めても影響ない」といっているような印象を受けました。柔道の石井じゃないけれど、「腹黒さ」が少しぐらいあったって良かったのでは。だから駄目なんです。
次は麻生さんとの話もあるようですが、1年前の総裁選挙では惨敗した人。そんな人をもう一度総理候補に・・・という発想はやや違和感があります。たった1年前ですよ、麻生さんじゃ駄目だって決めたのは、自民党の皆さん。

幕末では薩長倒幕派の勢いを止められずに幕府は崩壊しました。現代でいえば倒幕派は民主党を始めとする野党になるのでしょうが、幕末当時と違うのは勢いが全く感じられないこと。こうした時代にはある種のヒーローやヒロインが生まれやすい環境にあると思うのですが、与野党ともにコマ不足というか登場しそうにありません。

今度、小沢さんが総理になっても誰も気づかないかもしれません。それぐらいしらけてます。はっきりいって。

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