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和田竜の「忍びの国」 [読書]

「のぼうの城」の作者の第二弾。今度は伊賀の忍者とその隣に位置する伊勢を治める北畠信雄(織田信長の次男)との争いの物語です。
この人の作品は、主人公はもとより脇役たちがいい。それぞれのキャラがきちんと立っているので、ストーリー全体がしまってます。本作の登場人物の中では、北畠信雄の家臣である日置大膳がいい。

前回の「のぼうの城」もそうでしたが、今回の作品も実際にあった話をもとに描かれています。いわゆる織田の伊賀攻めの前哨戦を描いたものです。

それにしても昔からある伊賀忍者のイメージが崩れてしまいました。本作での伊賀忍者は強い、でも・・・伊賀忍者はヒーローだったのに・・・・あんまり描くと途中までしか読んでいない人に怒られるので、この辺でやめときます。

どっちかと言われれば前作の方が好きです、私は・・・本作も十分に楽しめましたけど。

忍びの国

忍びの国

  • 作者: 和田 竜
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本


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ハイマン

忍者のイメージが崩れるのは・・・・・
今までのイメージを保ちたいので
読まないでおきます!
by ハイマン (2008-08-31 16:01) 

Ganchan

恐らくは古文書に残っていることなのでしょうが・・・
あまりにも現実的すぎてヒーローイメージからほど遠い存在として
本作では描かれています。
術や技はイメージ通りではありますが・・・
by Ganchan (2008-09-01 12:11) 

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