和田竜の「忍びの国」 [読書]
「のぼうの城」の作者の第二弾。今度は伊賀の忍者とその隣に位置する伊勢を治める北畠信雄(織田信長の次男)との争いの物語です。
この人の作品は、主人公はもとより脇役たちがいい。それぞれのキャラがきちんと立っているので、ストーリー全体がしまってます。本作の登場人物の中では、北畠信雄の家臣である日置大膳がいい。
前回の「のぼうの城」もそうでしたが、今回の作品も実際にあった話をもとに描かれています。いわゆる織田の伊賀攻めの前哨戦を描いたものです。
それにしても昔からある伊賀忍者のイメージが崩れてしまいました。本作での伊賀忍者は強い、でも・・・伊賀忍者はヒーローだったのに・・・・あんまり描くと途中までしか読んでいない人に怒られるので、この辺でやめときます。
どっちかと言われれば前作の方が好きです、私は・・・本作も十分に楽しめましたけど。
忍者のイメージが崩れるのは・・・・・
今までのイメージを保ちたいので
読まないでおきます!
by ハイマン (2008-08-31 16:01)
恐らくは古文書に残っていることなのでしょうが・・・
あまりにも現実的すぎてヒーローイメージからほど遠い存在として
本作では描かれています。
術や技はイメージ通りではありますが・・・
by Ganchan (2008-09-01 12:11)