上半身裸の海女のポスターはOK：ＪＲ

岩手県の蘇民祭のポスターがセクハラに当たるとして、JR東日本が駅構内へのポスターの掲示を拒否したのは記憶に新しいところ？です。今度は、女性の上半身裸のポスターが話題になってます（記事はここをクリック）。

記事によると・・・「ポスターの写真は、地元の海女の様子を撮影した岩瀬禎之氏の写真集「海女の群像」の作品。１９６３年に撮影されたモノクロ写真で、イセエビやアワビなどを前にはつらつと笑う海女の姿をさわやかに切り取った。」、「同観光協会と協力してポスターを作った同町の藤原勇・産業観光課長は「女性職員にも聞いたが、『抵抗はない』という反応だった。芸術作品であり、問題はない」と判断した。・・・今回のポスターは女性の上半身が隠されることなく写されている。ＪＲはどう判断したのか。同駅を管轄する松本正明・勝浦駅長は「地元の伝統的な海女であり、問題はない」と話している（2008．8.15／asahi.comより抜粋）。

ということで蘇民祭のように騒がれもせず、無事、掲載する運びになったようです。「伝統的」、「芸術作品」、「不快感を与えない」など抽象的な判断での結果のようですが、蘇民祭でも主催者側は同じ論点だったはず（最大の論点は不快感でしたっけ）。蘇民祭と今回とではどこが違うのでしょうか？被写体の違い？

歓呼客を呼ぶことである程度の常識や価値観を反映させるのはやむ得ないにしろ、あまりにも画一的で一面的な見方しかできないことで、それこそ伝統や地元の良さが失われていくような気がします。

今回の掲載は良かったと思いますが、いつも大騒ぎのテレビ屋さんはニュースとしては地味過ぎたのでしょうか？JRが断ればまたニュースになったんでしょうが・・・

タグ：JR 御宿 蘇民祭

コメント 2

今会社でブログを見させていただきました。
「画一的」を「がいつてき」と読んで前の席のひとに
注意されました…
by 奥 (2008-08-29 13:02) 

この記事、よく読むと「観光客」を「歓呼客」と書いてます・・・・
奥さんのこと笑えません・・・

by Ganchan (2008-08-30 10:05)