万城目学の「悟浄出立」 [読書]
とっぴんぱらりの風太郎 以来の万城目作品読了です。
この本の前に読んでいたのが伊坂幸太郎の「SOSの猿 (中公文庫)」。西遊記、孫悟空つながりで良いかな?と思って手に取った本作ですが、悟浄の話は最初の1作だけ。中国古典に登場する脇役?とされる人たちのちょっと良いお話という体の連作集でした。
万城目テイストが極力抑えられた物語はなかな味わいのあるものでしたが、やや拍子抜けといった感じがしないでもない。どっかーん!とくるインパクトを期待していた私の精神状態に問題があったのかも。もう少ししたら改めて読んでみようと思います。
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