伊坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」 [読書]
その性格ゆえに接点を持った(付き合った)女性と別れられない男というものはいるわけで・・・本書はそんな性格ゆえに5股をかけた男性がある特殊な事情で(「バスに乗る」ネタバレになるので詳細は省きますが)、それぞれの女性に別れ話をしにいくという設定。事情が事情ゆえに別れなければならない理由をそのまま伝えても理解されないことから、5股の彼はある女性と結婚することを告げます。この女性と結婚するから別れてくれ、と・・・この方便とも言える女性の存在が本書を単なる別れ話小説から極上の?エンタテインメント小説?に昇華させています。伊坂節全開です。
それにしても別れ話の女性群の魅力的なこと。勿体無いと思わせるキャラクターづくりは相変わらずうまい!お薦めの一冊です。
ご訪問とコメントありがとうございます^^
しばらく留守にしておりまして返事がおそくなりました^^;
また寄らせていただきます
by sakugii (2014-11-05 20:49)
>sakugiiさん
こちらこそありがとうございます。
これおからもよろしくお願いいたします。
by Ganchan (2014-11-17 12:44)