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宮部みゆきの「小暮写真館」 [読書]

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/14
  • メディア: 単行本
デジタル全盛期、科学万能?の時代に、心霊写真なんて、と思う人は多いだろう。逆にこうした時代だからこそ心霊的な現象に興味をいただく人も少なからずいると思う。どっかの大学の物理学の准教授のように「物事にはかならず理由があり、それを証明できる」という輩もいますが、それこそ物事そう杓子定規というか無味乾燥的にみなくてもよいと思う。
心霊写真の真偽の問題は別として、そこに写っているもの、ひと、ことには被写体と、あるいは撮影者と何らかの因縁、理由がある。なぜこんなものが写ったのか・・・ひょんなきっかけで心霊写真の背景(心霊写真の真偽ではない)を探ることになった中学生の活躍の物語。写真の写った人たちの生き様や考え、人に対する思い、そんなものが見えてくる、ということなのだが、宮部さんの書く青少年、少女たちの躍動感というか行動力にどんどん引き込まれていく感覚は、いつもさすが!と思ってしまった次第です。
NHKのBSでドラマ化されたようですが、是非、観てみたいと思った次第。再放送が楽しみですな。 
 
 

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