佐藤雅美の「一心斎不覚の筆禍」:物書同心居眠り紋蔵 [読書]
最近珍しく?仕事が忙しく、ブログの更新も、本を読むのもちょっと御無沙汰気味でありました。
なんとなく余裕が無くなってくるですね。本当はそんなに違いはないんでしょうが、気分的に追い込まれているような気がして他のことに手がつかなくなります。
こんなときは佐藤先生の著作がいい。本書は居眠紋蔵シリーズ。シリーズ化された当初は文庫が出るたびに読んでいたのですが、最近は少し遠のいていました。
しばらく読んでいないうちに、紋蔵さんの子どもたちも婿にいったり嫁にいたったりで御無沙汰している間に成長しちゃってました。
本書の面白さはそれぞれの作品の描写がノンフィクションのような雰囲気を持っていること。主人公の紋蔵さん自身がコトを解決することなく、最初から最後まで傍観者の場合もあります。
淡々として読みやすい。ストレスのあるときに読むとふっと力が抜ける。
「物書同心居眠り紋蔵」、お勧めシリーズです。
2011-12-10 12:53
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