SSブログ

平泉で送り火:被災地でしかできない [日記・雑感]

東日本大震災で被災した陸前高田市の高田松原の松の木がセシウムで汚染されていたことが判明して燃やせなかったことは記憶に新しいこと。今度は成田山新勝寺で護摩木として燃やす計画が危ぶまれています。
なんとも切ないというか悲しいニュースです。鎮魂の想いを込めて、という願いも、放射性物質という見えない恐怖に打ち砕かれてしまったかのようです。
確かに危惧されることではあります。いくら犠牲者の鎮魂のため、とはいっても放射性物質が撒き散らされるというのは気持ちのよいものではない。ただ、一方で放射能の恐怖に直面しながら被災地の人々は生活している事実もあります。
そんな中、世界遺産に登録された平泉で、8月16日の夜、平泉大文字送り火が行われました。京都の大文字送り火と同じ祭りで束稲山(たばしねさん)という山に被災の部材を燃やして「大」の文字を浮かび上がらせたといいます。ちなみに、この祭り自体は平泉では以前から行われていたもので、決して今回の騒動があったから急遽開催されたわけではありません。
なんとも切ない話です。恐らくは燃やされた部材は汚染されていたかもしれない。同じ被災地のものですから。被災地とその周辺でしかできない鎮魂の祈り。悲しい話です。


nice!(8)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 8

コメント 1

やま

こんばんは!
コメントありがとうございます==
by やま (2011-08-17 20:37) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。