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平泉、世界遺産登録:清衡公の理想、今こそ [マーケ/コンサル&job]

平泉の中尊寺を始めとする寺院、史跡が世界遺産に登録されました。小笠原諸島の自然遺産登録とのダブル登録。震災後の登録決定は、石見銀山登録の際のしらけた雰囲気とは異なり(日本の繁栄の余韻と凋落との雰囲気の延長で遺産の価値そのものをあまり感じなくなってきたという意味で石見のときはややしらけ気味でした)、東日本大震災の被害の後の登録だけに素直に喜びたいと思います。

特に岩手県にある平泉の登録は、復興の象徴としてみる向きも多く(事実、その通りだと思いますが)、地元に人々にとっても励みになると思います(平泉は内陸部で被害の多かった沿岸部とは離れていますけど)。

前九年、後三年の両戦乱を経て建立された金色堂。奥州藤原氏初代清衡公は中尊寺の建立に当たり戦乱で命をなくした多くの人の鎮魂の意味をこめたといいます。前回、登録見送りで震災のあった今年の登録。偶然のタイミングとはいえ、改めて清衡公の平泉開府、中尊寺建立の意味が現代にもよみがえったような気がしないでもありません。平成の世に失われた東北の人々の鎮魂の象徴として今後も輝き続けることを願ってやみません。

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JR一関駅の東北新幹線改札内にあるお菓子でできた金色堂。無事だったことに安堵。


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