宮本昌孝の「剣豪将軍義輝」 [読書]
歴史に「たられば」はつきものですが、室町幕府13代将軍足利義輝がもう少し長生きしていたら歴史は少し変ったかもしれません。信長より2歳年下の同世代。生き延びていたら、最後の将軍の義昭のような惨めな?幕府終焉もなく、信長も暗殺されることなく、秀吉の登場もなく、家康は徳川幕府を開けなかったかもしれません・・・歴史は必然ということがあって、結局、義輝のような旧勢力は誰かに排除されたとは思いますが・・・
本書によればそんな期待を抱かせるストーリー。義輝がかっこよすぎて、あまりにも良い人で、女にもてる・・・佐伯泰英の小説に登場する主人公のような奴なので、少々、展開に無理があるというか都合の良すぎるきらいもありますが、戦国エンタ小説としてはOKだと思います。ちょっと長いのが難点かも。
2010-03-30 12:28
nice!(4)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0