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伊藤ハム、カップラーメン・・・:食の安心・安全は? [マーケ/コンサル&job]

DSC00030.JPG伊藤ハムが194万個にも上る商品の回収を発表しました。使用地下水にシアンが化合物が検出されたことが回収の理由だそうです。先日は、カップヌードルなどのカップ麺に農薬が検出されたことから回収騒ぎ。中国産のみならず日本国内の加工食品も完全に安心、安全というわけではないようです。

伊藤ハムについては、問題の公表が遅れたことが問題になっているようですが、これは社内での危機管理意識の甘さが原因。保健所からの指摘に、リスク管理、コンプライアンスに対する体制が整っていなかったことが原因と考えられます。農水省では、こうした問題を防ぐために、「食品業界の信頼性向上自主行動計画策定の手引き」なるものを策定し、主に業界団体向けに対応を呼びかけていますが、残念ながら、伊藤ハムにはそうした体制ができていなかったようです。

もっとも行政レベルでは、農林水産省と厚生労働省、それに消費者庁と、どこの省庁が主導権をとるかでもめているようです。メーカーの自主行動は当然のこととして、行政の対応、指導の一貫性が求められる状況にあります。

それにしても食関係の事件、事故は一向にやむ気配がありません。サイゼリヤのピザやスーパー店頭で売られていた生キャラメルのメラニン、カップ麺の農薬等、外食や小売などの流通、メーカーが思いもよらない形で巻きこまれるという状況が今年度の特徴。昨年の偽装とはまた違った意味で食の安心、安全が脅かされる状況にあります。

ついこの間までは(とはいっても数十年という単位ですが・・・)合成着色料入りの加工食品なんて当たり前、という時期がありました。それこそ農薬べっとりなんて野菜なんかも平気で流通していた時代があったと思います。むろん、体に悪影響を及ぼすものが排除されるのは当たり前として、最近は少し反応が過剰するぎるのでは?という感じがしないでもない。サイゼリヤに食べてもいないのに、ピザの代金を返金を求めた「元気な」高校生がいたそうですが、こうした事件が起こるのは、マスコミ等の過剰反応の産物だと思ってしまいます。大事なのは、原因の徹底究明とその後の対応です。

あおりあおられその気になって大騒ぎでは、本当に何を信じていいのかわからなくなってしまう。嫌な世の中になったものです。

北海道のお店で食べたナポリタン。上に乗っかっているチーズがみそ。
うまかったなぁ~
(写真は本文とは全く関係ありません)

DSC00030.JPGDSC00030.JPG

 

 


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