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食品業界の信頼性向上の手引き:農水省 [マーケ/コンサル&job]

食品の産地偽装が絶えませんねぇ
ここ数日は、土用の丑の日を前にうなぎの産地偽装のニュースがありました。うまいとかまずいとかの問題ではなく、産地を偽っていることに大きな問題があるわけですが、こうした偽装事件の背景には、日本人の過剰なまでのグルメ志向(?)があるという側面は否定できないと思います。生産者も輸入業者も流通も小売もみんなこうした世の中の風潮におかしくなってしまったのでは?偽装した会社や社長を擁護するわけではありませんが、消費者の側にも全くの責任がないわけではないでしょう。そんな世の中にしてしまった責任の一旦は消費者にもあります。たぶん。

農林水産省では、相次ぐ偽装事件等、不祥事に対応するための施策として、『「食品業界の信頼性向上自主計画」策定の手引き~5つの基本原則~』というものを各業界団体向けに出しています。信頼回復のための基本原則を提示し、業界団体ごとに自主行動計画としてまとめ実践しましょう、という趣旨のものです。

5つの基本原則とは以下の通りです。
①消費者基点の明確化 ②コンプライアンス意識の確立 ③適切な衛生管理・品質管理の基本 ④適切な衛生管理・品質管理のための体制整備 ⑤情報の収集・伝達・開示の取組 

詳細についてはリンクを参照してください(ここをクリック)。
いちいちごもっとも、監督官庁のひとつである農林水産省がこうした指針、原則を出すのは大変結構なことだと思います。問題はこの後のこと。こうした指針や原則を実践できるかどうか、取り組みの姿勢、意識が問われます。大分の教育委員会の件ではありませんが、変なことがまかり通る世の中・・・コンプライアンスもへったくれもない。いくら立派なお題目があってもそれを実践しなければ話になりません。少しは是正されのでしょうかね。


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saimon

食品業界に限ったことではなく、多分最近どういった仕事においても顧客サイドに立ったものの見方ができているのか疑問かもしれない。
商品偽装による諸問題
ソフトバンクの第2世代の携帯電話において個人情報(バスワード・通信記録・・・)が洩れていたことに付随する諸問題。
すべてが会社の収益が大切でそのためには顧客の利益は後回しと言った考えがあるからでしょう。
どうしたら儲かるかを考える以前に、どうしたら社会に貢献できるか、喜んでもらえるかを考えて商売をしてもらって、その結果儲儲けさせていただきましたよありがとう!となればいいんですけどね。
理想論ですが・・・
by saimon (2008-07-26 12:34) 

Ganchan

おっしゃる通りだと思います
理想論を限りなく追求すべき時期に来ているように思います
by Ganchan (2008-07-27 13:31) 

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