澤田瞳子編:犬道楽江戸草紙 [読書]
たまたまでしょうか?本日、7月3日は犬猫のニュースが目につきました。
犬は秋田犬に関するニュース。秋田犬の展覧会に文化庁が注文をつけたというもの(記事はここ)。
猫は「猫の郵便屋さん」というニュース(記事はここ)。
今でこそ犬や猫はペットとしての地位を確実なものにしており、ニュースにもなりますが、江戸時代となるとそうもいかなかったようです。本書は江戸時代を舞台に、犬が登場、または物語に何らかの関係がある作品を集めたもの。司馬遼太郎、澤田ふじ子、白石一郎、杉本苑子、井上ひさし、笹沢佐保、佐江衆一などの歴史、時代小説の大物作家に加え、なぜか星新一の作品が収録されています。
「犬好きにはたまらない!お薦めの1冊」といいたいところですが、必ずしもそうではない。読んでのお楽しみというところです。もちろん犬が活躍する作品もあります。時間つぶしにはもってこいの一冊です。ちなみに同じ編者で「大江戸猫三昧―時代小説傑作選 (徳間文庫)」という猫シリーズもあります。
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