佐藤雅美の「怪盗 桐山の藤兵衛の正体」八州廻り桑山十兵衛シリーズ [読書]
これが読み納めとなりました。佐藤雅美先生が昨年亡くなりました。
半次、紋蔵、鏡三郎の各シリーズの新作を楽しみにしてきただけに残念でなりません。
半次、紋蔵、鏡三郎の各シリーズの新作を楽しみにしてきただけに残念でなりません。
2017年頃まで執筆をつづけてこられたようですが、亡くなったことで佐藤先生の「江戸を感じる」作風の新作にお目にかかれなくなってしまいました。
江戸の庶民、桑山シリーズでいえば田舎(主に関東ですが)に暮らしていた農民や無頼の徒も含めた人々の息遣いが聞こえるような作風に魅せられてきました。
最後の作品となった本書、桑山十兵衛の行動力は気のせいか他のエピソードよりも際立っていたような気がします。もう一度、他のシリーズも含め読み直してみたい気持ちになりました。
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