SSブログ

宮部みゆきの「黒武御神火御殿 三島や変調百物語六之続」 [読書]

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: 単行本
聞き手がおちかから富次郎に代わっての新シリーズ。
どちらかといえば深刻になりがちなおちかシリーズに対し、三島屋次男坊の「小旦那」はその生まれ育ちから気さくで軽い感じがして、作品の雰囲気も明るくなり、読者にとっても読みやすいと思いつつ、本書のタイトルになった表題作の部分はやはり重く感じた次第。
家そのものが災い、禍々しいもののステージ、という話は以前にもありましたが、今回のお話は家にこもった恨みの経緯と深みの度合が分かりやすく、かつ怖い。もっとも巻き込まれたほうは迷惑な話ですが・・・
富次郎に代わってのシリーズ、今後どれだけ続くのかわかりませんが、正直、もやもやした気分で読了するのが常。百本そろうところで完結なのでしょうが、なんとか私も付き合っていきたいと思います。


nice!(16)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 16

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。