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今村翔吾の「羽州ぼろ鳶組」シリーズ [読書]


火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

  • 作者: 今村 翔吾
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: 文庫
夜哭烏――羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

夜哭烏――羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

  • 作者: 今村翔吾
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: Kindle版
直木賞候補になった今村さんの作品です。候補作となった「じんかん」を読もうと思ったのですが、このぼろ鳶シリーズが人気との評判を聞き、手に取った次第。
いやーおもしろくって一気に2冊読破してしまいました。人に相手にされない存在、無視されがちな存在が一念発起、奮闘努力して世にその存在を知らしめるという展開は、多くの人にとって痛快で支持されやすいと思うのですが、本シリーズはそれを嫌味なく、気持ちよく読ませてしまうところに人気の秘密があるのかもしれません。
かつては火喰鳥として正真正銘、飛ぶ鳥を落とす勢いのあった江戸一番の火消が、同僚の妬み嫉みの果てに失意のどん底まで落ちるものの、心身ともに復活を遂げるまでのストーリーがこの1-2巻です。
江戸時代、大名火消、町火消があったことは知識としてはあったものの、その種類や役割については本書を読むまでは全く知りませんでした。火消といえば、某時代劇やかつてのヒット曲に出てくる「め組」程度の存在しか知りませんでしたから・・・
主人公松永源吾が所属する羽州新庄藩戸沢家という舞台もよい。6万石強という戸沢家に対し、ライバルは加賀百万石前田家の加賀鳶という設定。ぼろ鳶の由縁もこの辺の家の規模が関係しているのですが、主人公たちのステージと周辺の登場人物たちのキャラクターがまた良い・・・・
ちょっと書いているうちに興奮?支離滅裂になってきたので、3巻以降を読んでから書くことにします。
今回はここまで。

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