マイケル・クライトンの「NEXT」 [読書]
遺伝子にまつわるお話。登場人物が多すぎて上巻はそれぞれのストーリーの追うのに一苦労、下巻はアクションシーンがメインで話が一気に進むという展開。
究極のビジネスマターである遺伝子、という解釈を前提としたお話ながら、決して未来の話ではなく、今現在起こっているかも?と想像できるだけに、ある種、不気味でもあります。
作品自体は10数年前に書かれたものですが、もし今創作されていれば内容はもっと違ったもの(バージョンアップされて、という意味で)になっていたでしょう。
ips細胞の実用化が現実のものとなった現代において本作の“ネクスト”を読みたいという感じ。マイケル・クライトンさんがこの世にいないこと、残念でなりません。
タグ:遺伝子
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