「決戦!賤ヶ岳」 [読書]
ご存知決戦シリーズ。今回は羽柴秀吉と柴田勝家の天下分け目の決戦!賤ヶ岳の戦いがその舞台となっています。賤ヶ岳の七本槍と称された武将たちの物語を中堅どころの作家さんたちが描く連作集。
作家や描いた武将は異なるのに、いずれの登場人物たちも「七本槍」といわれることに違和感や拒否感を持っていたことが共通していたのは面白かった。譜代の有力家臣団を形成していなかった秀吉のブランディング戦略の結果として一目置かれるも、結果としていずれの武将も決して良い末路とは言えなかったような気がします。豊臣政権と同じような夢幻、夢のまた夢・・・・何かしら哀れを感じる作品群でした。
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