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吉川永青の「裏関ヶ原」 [読書]

裏関ヶ原

裏関ヶ原

  • 作者: 吉川 永青
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
私事で年末から年始にかけていろいろあり、碌に本も読めませんでした。したがってブログの更新もほぼ1か月ぶりとなります。
精神的に不安定で集中できないことから長編は込み入った内容の本は読めないと判断。現実逃避、かつ短編または連作集ということで手に取ったのが本書です。
全体の構成としては「関ヶ原シリーズ」のようなもの。関ヶ原をテーマにその時代を生き抜いた武将たちの物語。黒田如水、佐竹義宣、細川幽斎、真田昌幸、最上義光、織田秀信らの生き残りをかけたエピソードが描かれています。
いずれもさまざまな作品で取り上げられている人たちばかりですが、エピソードの切り取り方ひとつで書きつくされた感のある人たちの物語が新たな拡がりをみせていることがわかります。もっとも佐竹義宣のエピソードは初見。本書のような企画がなければ知り得ない(むろんフィクションでしょうが)物語に、なるほど!と感心した次第です。

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