山本兼一の「夢をまことに」 [読書]
2014年に亡くなった山本兼一さんの作品。山本さんが得意とする職人のお話です。主人公は国友一貫斎。名字からもわかるように主人公は鉄砲鍛冶職人です。
江戸も後期になると鉄砲の注文は少なくなり、国友村の鉄砲鍛冶も仕事がない状態。そんな中、新しい発想とバイタリティで時代を生きた職人のお話です。日本初の空気銃の製造、万年筆や反射望遠鏡、潜水艦、飛行機・・・と一貫斎の興味は尽きることがなく、それらの製品を実際につくり、夢の実現に奔走します。
常に前向きであきらめることを知らない一貫斎。読んでいて元気をもらえます。
お勧めの一冊です。
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