畠中恵の「うずら大名」 [読書]
既にお読みになった方はお分かりの通り、本作は鶉(うずら)が登場します。しかも巾着袋の中で飼われている鶉であり、飼い主といつも一緒。主人の言うことをとてもよく理解し、本作における事件解決において重要な役割を果たします。「ぽぽぽぽ」と歩く姿、巾着から顔をのぞかせたしぐさは、とても愛くるしいのではないかと想像され、すぐにでもペット屋?さんに行って「うずらくださ~い」と買いにいきたくなるような衝動に何度もかられました。
本書では「御吉兆ー!」と鳴く鶉。なんでも本当にそう聞こえるそうで、めでたい鳥として珍重、愛玩されていた歴史もあるとか。
さて、本書の舞台は多々良木藩という架空の藩の若隠居に追い込まれた大殿様が主人公。畠中先生、多々良木藩を舞台に「ちょちょら (新潮文庫) 」という作品を既に書かれているそうなのですが、どうやら連作的展開は今のところ見られないとのこと。本作が話題になればいずれは何らかのつながりも出てくるのではないかという期待を込めて、「ちょちょら」はおさえておこうと思っています。
こんばんはチョコ君です。
コメントありがとうございました。
ウズラ、可愛いですね。
庭で飼ってあげようかな、卵も取れるし。
by cyoko1112 (2016-05-17 22:39)
>cyoko1112さん
コメントありがとうございます。鶉、是非、飼ってみてください!
by Ganchan (2016-05-20 13:22)