堂場瞬一の「熱欲」 [読書]
夏・・・旧盆前の業務集中、盆中の帰省、盆明けの業務集中・・・何かと忙しく本ブログの更新も約1ヵ月ぶりとなりました。なかなか落ち着いて本を読む機会を作れず・・・といって活字中毒的な性質(本当は本を読むことで現実逃避したいという欲求なのかもしれませんが)により、昔読んで寝室に転がっていた?文庫をもう一度読もうと思い手に取ったのが本書であります。
ご存知、鳴沢了シリーズの第3弾です。鳴沢了シリーズは彼自身が若い頃の方が好きです。シリーズが進み年齢をかさむにつれて警視庁の伝説の刑事化していくにつれて、必要以上に孤独化するのに比べ、この第3弾はいわば最出発のエピソード。良くも悪くも31歳という設定に見合ったパフォーマンスで鳴沢に絡む人物たちとのバランスも良い・・・なんていう理屈をつけて読んでましたが、素直に面白かったなぁ。このシリーズが継続する理由がよくわかります。いまだに他のシリーズで鳴沢が出てくるとうれしくなります。 最初から全巻読み直すのも一興かもしれません。
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