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荻原浩の「二千七百の夏と冬」 [読書]


二千七百の夏と冬(上)

二千七百の夏と冬(上)

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2014/06/18
  • メディア: 単行本

     

二千七百の夏と冬(下)

二千七百の夏と冬(下)

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2014/06/18
  • メディア: 単行本

またまた大作を読んだせいか更新が遅くなりました。二週間ぶりです。
さて、久しぶりに荻原先生の作品を読みました。タイトルの「二千七百」とは2700年前。縄文時代晩期、弥生時代がそろそろ始まりそうな時代です。
おそらくは現在の関東地方に住んでいたであろう主人公は縄文人?その縄文人が弥生人と遭遇し・・・・2011年の東日本大震災の現在と2700年前とがシンクロしながら物語は進みます。
日本人はどこから来たのか?は学会でもいろいろ議論があって、定説といわれる説はないようですが、弥生文化を持った人々と縄文文化の人々が本書のようにある日遭遇し、交じり合い(征服?)次第に今の日本人が形成されてきたのでしょう。
本書は縄文と弥生の出会いを描いていますが、当時は日本のあちこちでこうした出会いがあったかと思うと、何か興奮(変な意味ではなくて)するものがあります。できればタイムスクープハンターのようにその時代に飛んで見てみたい衝動にかられました。


 

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