海堂尊の「玉村警部補の災難」 [読書]
ご存知チームバチスタシリーズのスピンアウト作品です。桜宮市警察本部の玉村警部補と警察庁????室室長の加納警視正が扱った事件がまとめられています。本家の厚労省白鳥とグチ外来の田口とのコンビの裏ヴァージョンといった感じの加納と玉村コンビは、警察が扱う事案に関して解決に向けて奔走するわけですが、医療絡みの複雑な事情を背景に事件を解決していく白鳥-田口コンビに比べて、見ようによっては実に単純明快で、ある種、爽やか?でもあります。
加納警視正のぶっ飛んだキャラクターは魅力的ですらある。そういう意味でシリーズとして原作が継続し、立体的展開、テレビドラマ化しても面白いのではないかと思うわけでして。
軽い読み切りミステリーとしては及第点(偉そうに・・・)の作品だと思います。
コメント 0