朱川湊人の「満月ケチャップライス」 [読書]
これは小説という形態を借りたレシピ集だと思う。いろいろな事情があって母子家庭になった主人公の家に転がり込んだ男が子どもたちのために食事を作るシーンで紹介される料理レシピは実に興味深い。はっきりいってジャンキーな料理だと思うが、素材が活かされていて、たぶん(おそらく絶対)美味しい料理に仕上がっていると思う。
肝心のストーリーはそれなりに読ませるものだったけど、私としてはレシピの方が気になって小説の筋の方は上の空、といった感じでした。
これは朱川さんのレシピなのでしょうか?読後もずーっと気になっています。そして、彼のレシピを再現すべく、今度の休日をひそかな楽しみにしている次第です。
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