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高橋克彦の「火怨」 [読書]

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

NHKのBSプレミアムで1月11日から全4回に分けてテレビ化されることになった本作。高橋克彦の東北3部作である「風の陣」、「炎立つ」の時代的には真ん中に当たる作品です。出版されてすぐに読んだ記憶がありますが、テレビ化を機に読み直したいと思っています。
アテルイ(阿弖流為)とは、ご存知の方も多いと思いますが、坂上田村麻呂率いる朝廷軍と争った蝦夷の英雄です。後の奥州藤原三代の平泉より北のエリア(現在の岩手県奥州市近辺) で朝廷軍を迎え討ち、蝦夷に阿弖流為あり、と恐れられた人物。テレビ化は東日本大震災の復興絡みの企画から生まれたようですが、まだ読んでない方にはお勧めの一冊。奥州、東北に対するイメージが変わるといわれています。エンタテインメントとしても一級の作品です。 
 

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