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原田マハの「楽園のカンヴァス」 [読書]

楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/01/20
  • メディア: ハードカバー
話題の本です。といっても発刊されてからほぼ1年が経ちました。新聞やテレビの書評などで好評だったので、どんなもんかと読んでみたのですが、原田さんの描写は頭に映像が浮かぶようです。また、大半が外国人が主要登場人物になるわけですが、読み進めるうちに、翻訳モノを読んでいるような錯覚に陥りました。筆致というか表現力があるんですね。原田さんの作品は初めて読みましたが、なかなか迫力というか引き込まれました。
アンリ・ルソーの作品の真贋にまつわる話。設定はサスペンスそのもの。意外にラストはあっさりしたものでやや拍子抜けだったという印象。ルソーにまつわる物語の20世紀初頭のパリのくだりと現代が交錯する構成は美術に造詣がなくても楽しめました。この作品、外国人スタッフで外国の俳優を使って映像化したら面白いんじゃないでしょうか? 
 
 

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