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島田荘司の「ゴーグル男の怪」 [読書]

ゴーグル男の怪

ゴーグル男の怪

  • 作者: 島田 荘司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本
なんだかなぁ~という読後感。本作はNHKで放送された「探偵Xからの挑戦状!~島田荘司スペシャル」の際に書かれた原作に加筆し、新たに単行本として発刊されたもの。いわゆる本格ミステリーの旗手としての島田荘司がテレビ番組のシナリオを書くという時点で驚きだったわけですが(残念ながら放送は観ていないけいど)、「島田荘司スペシャル!」と銘打つだけの期待度の高さはミステリーファンにとっては相当のものだったのではないかと想像します。
その原作を加筆した作品であるならば・・・という期待感を持って読んだわけですが、その加筆された部分とおそらくはテレビで放送されたミステリー部分との相関というか必然がよく分からなかった?というのが正直な感想です。震災後に書かれたということもあり、日本の原子力政策の闇の部分を描写したシーンは鬼気迫るものがあり、これが結論とどう結びつくのか期待大だったわけですが、結果は至って常識的な?線に収まった感じです。
私の読解力、理解力、はたまた想像力の欠如かもしれないという気もしますが・・・ 
 

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