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「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」を読み始めて・・・ [マーケ/コンサル&job]

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

  • 作者: デイヴィッド・ミーアマン・スコット
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2011/12/08
  • メディア: 単行本

新年明けましておめでとうございます。
昨年は東日本大震災や台風等々、自然の猛威にさらされて人間が築いてきたいろんなものが吹き飛ばされてしまったような観があります。人間なんてちっぽけな存在であることをまざまざと見せ付けられた一年でした。その人間界では、ヨーロッパの金融危機の影響により、欧米を中心とした世界秩序が崩壊しつつあります。「Turning Japanese」(The Economist)、あらゆる危機に対し、ここ20年、日本の空洞化、何もしてこなかった、できなかった日本の姿が欧米に波及している、というありがたくない日本へ皮肉めいた祭り上げ方は、今までの価値観が通用しない時代に直面していることを象徴しているのはないか?そんな感じがしています。
 
今回、ご紹介した「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」は、実はまだ読み始めたばかり。年末に某外資系のマーケティング・コーディネーターの方から薦められた本です。マーケティング関連の実用本、という触れ込み(解説の糸井重里氏)で、従来のマーケティングの概念と正反対のことをやろう、という内容らしい。それこそが今の混沌として先行き不透明な時代のマーケティングを形作るもの、という内容だそうです(ここまでしか読んでいないので、最後はどんな結論になるかはわかりませんが)。
上昇志向をやめること、他人と比較することをやめること、上へ上へではなく、横へ広がっていくこと、気持ちよさ、心地よさを求めること・・・こうした考え方、ヒッピー&ドラッグカルチャーを基盤とした考え方が新しいアイディアや創造につながっていく。インターネットのフラットな世界、アップルのタッチパネルの心地よさはみんなこんな発想がベースにあり、まさに今、世の中を席巻している。グレイトフル・デッド(バンドの名前、知ってました?)の音楽活動に60年代から実践されてきたビジネスモデルそのものが、21世紀のマーケティングの姿を形作っている。そんな内容らしい。
 
今までも、価値観の多様化などの言葉で言い表されてきた時代の雰囲気とはおそらくは違うのでしょう。なんとなく予め決められた枠の中での多様性から、枠が外れつつある時代に語られる新しい動きが萌芽しつつある、そんな時代になりつつあるのでしょう。そういう意味で本書の内容は非常に興味があると同時に期待させられる感じがしています。
 
糸井重里氏曰く、「この本は『もしドラ』以上の実用本です」。どんなもんか読み終わったらまた感想文をアップしようかと思っています。 

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