乾緑郎の「忍び外伝」/富樫倫太郎の「早雲の軍配者」:被災地へ本を [読書]
「忍び外伝」は信長の伊賀征伐、天正伊賀の乱を描いたもの。和田竜の「忍び国」と一緒に読むと良いかもしれません。「早雲の軍配者」は北条早雲が見込んだ若者の成長記録。足利学校が出てきますが、初めてどんな学校なのかわかりました。山本勘助の正体も明らかにされています(この人は実在が疑われていた人物。なぁるほどという感じ。ホントかどうかはわからないけど)。「早雲~」は、司馬遼太郎の「箱根の坂」と一緒に読むといいかもしれません。
いずれも新しい時代小説の旗手の作品。面白かったなぁ。私の好みでいえば「早雲~」の方が面白かったかかな?「忍び外伝」も面白かったけど。
まだまだ本を読む状況ではないと思いますが、本屋も図書館も無くなってしまっているであろう被災地のことを思うと、古本でもいいから送ってあげたいなぁと思います。ふとした瞬間、本を読みたいと思う衝動にかられる人もいるのでは?なんて思います。
無論、ガソリンや水が先ででしょうが・・
こんにちは
私もそう思います。
今は、食料や燃料が一番必要だと思いますが、
学校や町の図書館が被災して本が読めない地域がたくさんあるはず。
by ゆきねこ (2011-03-25 19:04)
>ゆきねこ さま
先日、仙台で1冊のジャンプに100人並んだ、という記事を
みました。
絵に、活字に飢える気持ち・・・こういうときだからかこそかも
しれません
by Ganchan (2011-03-28 14:18)