海堂尊の「イノセント・ゲリラの祝祭」 [読書]
バチスタシリーズの本書。読む順番としてはあまりにも遅すぎたのですが、ようやく読むことができました。海堂さんのこのシリーズはいろんな作品にリンクしていて、シリーズにはまった人には読みながらニヤっとしたり、ああ~そうだったのか!と思わせるシーンが出てきて楽しませてくれます。今回は「極北クレイマー 」に微妙につながってます。
本書は、ご存知、白鳥の本拠である厚生労働省が舞台のお話。田口センセはやはり主人公なのでしょうが、本書は白鳥の置かれている立場、白鳥が目指そうとしている日本の医療行政について明らかにしたものといえましょう。残念ながら白鳥のはじけたシーンはあまりみられませんでしたが、いわゆる官僚の世界、官僚の生態と実態を垣間見せてくれます。
それにしてもひどいもんです。昔、城山三郎の「官僚たちの夏 (新潮文庫) 」という日本の高度経済成長の基礎をつくった官僚たちの活躍を描いた本がありますが、同じ官僚でもお話はまったく別モノ。「官僚たち・・・」は戦後から昭和40年代の勢いがあった時代。時代が違うとはいえこうも違うかと思ってしまいます。読み比べるといかがかと。
それにしてもひどいもんです。昔、城山三郎の「官僚たちの夏 (新潮文庫) 」という日本の高度経済成長の基礎をつくった官僚たちの活躍を描いた本がありますが、同じ官僚でもお話はまったく別モノ。「官僚たち・・・」は戦後から昭和40年代の勢いがあった時代。時代が違うとはいえこうも違うかと思ってしまいます。読み比べるといかがかと。
この本、買ったはいいけど積んであります。ブラックペアンも読みたいのですが。。。
ちょっと、引っ張り出して読みます!
by 税理士ももさん (2010-11-03 17:55)
海堂さんのシリーズ、なんとなく「後で読もうっと」って感じになってしまいます。
by Ganchan (2010-11-06 13:25)