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荻原浩の「誘拐ラプソディー」 [読書]

東京地方も梅雨が明け、夏本番といった感じです。ここ2~3日は猛暑。かたや西日本では豪雨。災害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。

さて、久しぶりの本のご紹介。荻原浩の「誘拐ラプソディー」です。暑い日が続くと小難しい本を読むのが苦になります。スカーッとした後味のよい、暑苦しくない本を読みたくなるもの。そういう意味ではオススメの本かもしれません。

どうしようもない駄目男、私としては親近感を覚える主人公、伊達秀吉(名前からしていい加減ですが、それなりに親は理由があってつけたそうです)が誘拐などという大それた犯罪に手を染め、大騒ぎになるというストーリー。映像化したらロードムービー的な要素もありつつ、あの黒澤映画の名作、「天国と地獄」的なシーンもある。とはいっても所詮、小者の犯罪。いろいろボロが出てくるわけで・・・誘拐した子ども、伝助と秀吉との掛け合いが面白い。

涼しさや爽快感まではのぞめないものの、次はどうーなる?といういう意味では読ませる本です。

誘拐ラプソディー (双葉文庫)

誘拐ラプソディー (双葉文庫)

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 文庫

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