雫井脩介の「栄光一途」 [読書]
雫井さんの望月篠子シリーズ最初の作品です。彼女はもともとは女子柔道の世界選手権金メダリスト。オリンピックには故障で出られず、以後、選手のメンタル面の強化を担うトレーニングコーチに就任。本書はオリンピックを目前に控えた柔道強化合宿から物語が始まります。
有力選手のドーピング疑惑の解明を任された主人公の活躍を描いた本ですが、なかなか面白い。続編の「白銀を踏み荒らせ」もそうでしたが、事件解決に向けた山場でとんでもないシーンが登場する。鬼平フリークの友人佐々木深紅の存在もいい味出してます。次のシリーズは出ないのかしら?
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