火坂雅志の「上杉かぶき衆」 [読書]
「天地人」のスピンアウト、番外編です。
上杉家に仕えた”かぶき衆”のエピソードをまとめた作品。最近、歴女に人気の「前田慶次郎」、直江兼続の弟の「大国実頼」、景勝と家督を争った「上杉三郎影景虎」、景勝の妻「甲斐御料人」、新陰流の創始者、剣豪上泉伊勢守信綱の孫の「上泉主人泰綱」、徳川家康のブレーンの本多正信の子で後に直江兼続の養子になった「本多政重」、そして謙信以来の忠臣「水原親憲」の各人が収録されています。
まあ「天地人」の解説本のようなもの。テレビなどみていて、脇役で気になる人が登場するケースがありますが、本書を読んでいれば大河ドラマ「天地人」を百倍楽しめる(?)ネタ本となりましょう。
今年は上杉の年。敵役である武将はある意味ぼろくそですが、やむをえないでしょう。歴史好きには知識を深める意味でも読んでおいて損は無いでしょう。個人的には直江家をはじめ、前田家などを渡り歩いた本多政重に興味があります。
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