桂文珍の「老楽風呂」他 [落語&お笑い]
最近、落語をよく聴いています。通勤時に聴くことが多いのですが、何度聴いても噺に発見があり、飽きるということがありません。歳かなぁ~とも思います。でも、ボーっとしながら落語を聴きながら出勤するというのもなかなかいいもんです。仕事のことを考えるとどうーしてもイライラしたり、むかついたりすることがあるというもの。自分でもいやになりますが・・・
窓際のサラリーマンが銭湯で常連のおじいさんに歳をとることのすばらしさを教えてもらうという噺があります(文珍の「老楽風呂」)。これなんか聴くとなんかボーっとした気分になって気持ちがほんのりしてきます。精神衛生上、非常によろしい。短い噺なのでぜひ聴く機会があったら聴いてみてください(若い人にはかったるい噺かも。40代以上で心身ともに疲れているひとにははまる噺かも)
ここ数ヶ月の間に「蔵丁稚」、「宿屋仇」、「鷺捕り」、「不動坊」などの上方古典落語をゲット、サゲの部分で思わずニヤリとする噺が多いのですが、それにしても江戸の昔からの噺(噺自体は室町時代あたりの小話が元になっているものも多いとか)にもかかわらず今も笑えるということに、大げさですが、なんか感動を覚えます。日本人の感性というのはそんなに変わっていないんですな。たぶん。
文珍はちょっと・・・という人も多いと思いますが、落語家としての文珍、結構いけてると思います。
今度は江戸の古典もよさそうなので、また聴いたらアップしようと思います。
桂文珍(12)「高津の富」「天狗裁き」-「朝日名人会」ライヴシリーズ21
- アーティスト: 桂文珍
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: CD
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